明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、2025年の干支は、巳年(み、へび)になります。
日本において蛇は、ヤマタノオロチなど多くの神話や民話に登場し、知恵や財産をもたらす神様として信仰の対象になってきました。また、蛇は脱皮を繰り返すため、再生や復活のシンボルとしても位置付けられてきました。
ところで、日本の人口は2008年をピークに、近年では毎年約60万人の人口が減少している現状にあります。一方、高齢化率は上昇の一途を辿り、2040年には総人口の約35%に達する見通しになっています。
(参考:2008年ピーク時=約1億2808万人、2024年12月時=約1億2374万人)
日本の社会全体に関わる課題である『人口減少社会への対応』や『少子高齢化社会への対応』については、国民一人ひとりが真摯に向き合って解決に向けた努力をしていく必要があると考えますが、介護人材の確保や利用者の確保など施設運営の根幹に関わる問題に対して、今後どのようにアプローチをしていけばよいのかは、中々明確な答えが見出せていないところです。
また昨年(令和6年)を振り返ると、4月からの介護報酬アップはプラス材料になったものの、食料品などの諸物価の高騰により支出額が膨らんでいることから、収支改善は計画どおりに進んでいない状況にあります。
このように、介護施設を取り巻く状況は厳しいものがありますが、いちょうの里では職員一人ひとりが、利用者の方々に喜びを与えられるよう全力を尽くして参りますので、皆様方には引き続きご支援、ご指導をいただきますようお願い申し上げます。